ときは西暦2025年。
韓国で大ヒットを飛ばし、カルト的人気を誇るとあるゲームが日本に上陸しようとしていた。
そのゲームの名は『トリッカル・もちもちほっぺ大作戦』。……どんなゲームかって? まあ、まずはこれを見てほしい。
もちもちほっぺがびよ~~~~~~~~ん!
かわいい~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!!
な、なんだこの最高にキュートな生き物は……最高だ。

本作に登場するキャラたちは、み~~~んなもちもちほっぺ。しかも、ホーム画面、ガチャ画面、ストーリー中など、あらゆる場面で「ほっぺをひっぱる」ことができる。狂気的なまでに「もちもちなほっぺを愛でる」ことを追及したゲームなのである。
最高にかわいいもちもちほっぺのキャラたちに癒される……仕事でも、ゲームでも、日々戦いに明け暮れている現代人に必要な成分がこれでもかと詰め込まれている。
そんなすばらしいユートピアが、『トリッカル』なのだ!

本作の生まれは韓国。2024年に「韓国ゲーム大賞優秀賞」を受賞【※】するほどの大人気作品となっている。日本でも「このもちもちほっぺを堪能したい」と、リリースを心待ちにしている人がいるくらいだ。
※韓国ゲーム大賞は韓国政府が公認する韓国の唯一のゲーム授賞式であり、本作は2024年の上半期にこの優秀賞を受賞した。
特徴的なデフォルメのとにかくかわいいキャラクターたち、単純明快で大笑いできるストーリー、さらに忙しい方でも安心の5分で終わるデイリー。気楽に遊べて、癒しをこれでもかと摂取できる本作が、いよいよ日本でのリリースに向けて動き出した。
公式サイトでは事前登録が開始。さらに、6月13日よりクローズドβテスト(CBT)が開催される。
『トリッカル・もちもちほっペ大作戦』「#もちほっぺテスト」先行ガイド
— トリッカル・もちもちほっペ大作戦 (@trickcal_jp) June 8, 2025
「もちほっぺテスト」の最新情報をお届けします!… pic.twitter.com/kzbQktoZex
今回は、CBTに先立って本作をプレイする機会をいただいた。
この記事では、もちもちほっぺのかわいさから、わちゃわちゃ楽しいオートバトルRPGまで、本作の魅力をお届けしていく。
※この記事は『トリッカル・もちもちほっぺ大作戦』の魅力をもっと知ってもらいたいbilibiliさんと電ファミ編集部のタイアップ企画です。
もちもちほっぺのキャラたちが最高にかわいい。もはや“触れるセラピー”
『トリッカル』において、なにをおいても最初に目を引くのはキャラクターたちのビジュアルであろう。3頭身のちびきゃらに、だいふくのようにもちっとしたほっぺ。反則級のかわいさである。
そして、この愛くるしいほっぺ。見てるとひっぱりたくなる……。
ひっぱりたい……ひっぱりたい……。
ひっぱれる~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!!
このゲーム、なぜかはわからないが、キャラたちのほっぺをひっぱることができるのだ。しかも、ほっぺをひっぱられたキャラたちはリアクションをとってくれる。
「寝るのを邪魔しにゃいで〜」、「私の頬は生地じゃありませんよ」などなど、思わずニヤけてしまうセリフが盛りだくさん。ほっぺをつまむことに夢中になって、気が付いたら時間が経っていた……なんてことも!?

さらにだ。このもちもちほっぺ……メインストーリーの立ち絵や、ふきだしのちびキャラ、そして、ガチャの結果画面でも、ゲームのありとあらゆるところでひっぱれるようになっている。
ここまで「ほっぺをひっぱること」に全力なゲームは見たことがない。



キャラクターデザインを担当するのは、知る人ぞ知る、もちもちほっぺ界の第一人者(?)diyap先生だ。このもちもちなほっぺを編み出して二次創作界隈でカルト的な人気を獲得した絵師だ。
もともとプロの絵師ではなかったが、『トリッカル・もちほっぺ大作戦』開発のEpidGamesが目をつけ、本作のキャラデザに抜擢された。
イラストのかわいさもさることながら、登場するキャラたちが、クール系から小悪魔、言葉に言い表すのが難しい変なものまで、多種多様なのも本作の特徴だ。きっとあなたのお気に入りのほっぺがあるはず!


ゆる〜い雰囲気とギャグ要素満載のストーリー。気楽に読めていい感じ
キャラに加えて、ストーリーも本作の大きな魅力のひとつだ。
豪華声優陣によるフルボイスでおくるストーリーは、話の展開もテンポよく描かれており、気楽に読めるのが特徴だ。

さて、お話はどうなっているか内容を見てみよう。
ふむふむ……妖精の女王「エルフィン」が反乱軍に追われているところから物語は始まっているようだ。その反乱軍は「秘密のおやつ倉庫の場所を吐け、女王!」と迫っており……。
え? 女王への反乱の理由が「おやつが欲しいから」ってこと?

あっ、これ、頭を空っぽにして楽しめるやつだ!!!!
複雑な世界設定なし。専門用語もなし。あるのは、笑いながら気楽に楽しめるストーリーのみ。
メインストーリーを読み進めていくと、反乱軍に対抗するために、女王は冒険者の力を借りようとするのだが……。

なぜか屋根に埋まって登場する冒険者。えっ、どういうこと!?
コメディ路線で作られているこのゲームのお話は、わけのわからなさとかわいさが天元突破している。笑いとツッコミどころが押し寄せてくるカオスなストーリーになっているので、読んでいると自然と頬が緩んでしまう。

メインストーリーの他にもキャラストーリーが実装されており、そちらもゆる〜い雰囲気とギャグ要素満載となっている。とくに、下記画像の「コミー」は人気の高いキャラで、筆者もお気に入り。
あまりに自堕落な雰囲気が愛おしく、一生だらだらさせてあげたい気分になる。見ているだけで癒される内容のストーリーとなっている。

また、本作はパロディネタも随所にちりばめられている。そういうのが好きな人はニヤリとできるだろう。



戦闘画面もわちゃわちゃ楽しい。目も耳も幸せで癒される
『トリッカル』は戦闘画面もかわいい。ところせましとキャラクターたちが動き回り、見ているだけでこれまた癒される。
SDキャラの見た目はもちろん、スキルモーションもかわいい。戦闘中はキャラたちのキュートな声で埋め尽くされる。目も耳も幸せだ。戦闘中だとしても、プレイヤーを癒そうとしているとしか思えない。

ゲームシステムはというと、キャラクターたちが自動で戦うオートバトルRPGにひと工夫加えられたものとなっている。
その独自要素は、戦闘のフェーズが準備段階の「チームビルドフェイズ」と実際に戦う「バトルフェイズ」の二段階に分かれているところにある。

「チームビルドフェイズ」は、戦闘開始直後と戦闘中の各Waveの間で発生する。
ここでは、コインを使うことで、キャラクターの強化や装備品・バフの購入を行うことができる。オートチェス的要素と説明すれば伝わりやすいだろうか。
チーム編成の工夫、「チームビルドフェイズ」での購入の駆け引き、「バトルフェイズ」の必殺技の発動タイミングなど、プレイヤーの判断がしっかり試されるゲームだと感じた。

これにより、一般的なオートバトルRPGに比べた場合、同じ敵相手であっても戦闘ごとに違った展開になったり、技術介入要素が高かったりとゲーム性を引き上げることに成功している。
また、ゆる~くライトに遊びたい需要も理解しているようで、戦闘中のカード自動購入や必殺技を自動で打ったりと、完全オート機能も充実。複雑なことを考えなくても楽しめるようにできているのも嬉しいポイントだ。
ただ、癒されるだけではなく、ゲームとしての面白さも担保されていているゲームと言えよう。
石! 石! 石! プレイするだけでどんどん増える石!
もちもちほっぺで、かわいいキャラクターたちがたくさん登場する。うれしいけれど「でもお高いんでしょう?」と、そんな声が聞こえてくるようだ。
しかし、そこは癒し系な『トリッカル』。ストーリークリア、図鑑、収集要素、ミッション、称号など。プレイすればするほどザクザク石が手に入る。

純粋に、報酬がたくさん手に入るというのはうれしい。プレイしていくうえでのモチベーションも爆上がりだ。
そして、石を手に入れてすることといったら……そう、ガチャ。どんどんガチャを引けてどんどんかわいいキャラクターたちが手に入る。かわいいキャラをたくさんゲットできる!! うれしい。

また、キャラクターの最高レアは初期星3で、最大星5までレアリティアップできる「スターアップ」制度をとっている。星上げにはそれぞれのキャラの「使徒証」が必要で、他ゲームでは「欠片」と呼ばれる場合が多いアイテムだ。
「使徒証」はガチャでのキャラの被りのほかに、ガチャのおまけアイテムの交換所であったり、一日数回限定だけ遊べるクエストで手に入ったりと、コツコツ遊べば星5まで「スターアップ」していける優しい仕様になっている。
正式プレイでいっぱいクエストをクリアして、ガチャで色んなキャラクターを引き、愛着をもってキャラクターを育てていくのが今から楽しみで仕方がない。
癒しの裏には涙ぐましい開発者の苦労が!? 二度の失敗を経て生まれた本作
本記事で取り上げた『トリッカル』は、もともと『트릭컬(Trickcal) RE:VIVE』という名前で発表されているタイトルだ。冒頭でも紹介したが、「韓国ゲーム大賞優秀賞」を受賞するほどの大人気を収めて来日した作品となっている。
しかし、タイトルに「再生」を意味する「RE:VIVE」という名が入っていることが示すように、この作品の誕生は一筋縄ではいかなかったのだ。
本作の開発会社は、Epid Gamesという2013年に設立された比較的新しい会社だ。

トリッカルプロジェクトの始まりは同社の「ロール・ザ・チェス」から始まる。
このゲームはダークなイラストを中心に作っていたが、ゲームじたいよりも高いフィードバックを受けたのはゲーム内漫画として採用していたdiyap先生のイラストのほうだった。
「じゃあ、全部diyap先生のもちもちほっぺイラストにすればいいじゃないか!」(ソース)と、そこで方向転換するのがこの会社のすごいところ。

そうして生まれたのが『トリッカル』というゲーム。しかし、これはまだRe:VIVEじゃないのだ。
この作品もなかなか苦戦し、リリースから2時間でサービス終了を決めた。そのうち1時間で社長が決断を行い、もう1時間は社員の説得に使ったとYoutube動画内のインタビューで語っている。
そんなことがあっても、まだまだ諦めない。それがEpid Games。

そして今度は代表の自宅を担保に融資を受けることで、『トリッカル』を再生させようとしたのだ。そして生まれた作品こそが『トリッカル RE:VIVE』。
こちらは大好評を博す。ついに人気を博し、「韓国ゲーム大賞優秀賞」を受賞することができた。そう、そのゲームこそが今回満を持して日本にやってくる『トリッカル・もちもちほっぺ大作戦』なのだ!
こんな情熱と執念と愛に溢れた作品を応援せずにはいられない!
もしかしたら、異様に癒されまくるこのゲームは、苦労した制作者自身がもちほっぺに癒されたいという思いのあらわれかもしれない……。
ストレスの多い現代社会を生きる全ての人に贈るお手軽癒し系RPG『トリッカル・もちもちほっぺ大作戦』。
いつでもどこでも、もちもちほっぺをつまんで癒される!
2025年6月13日からCBTがはじまることもあり、公式Xなどの最新情報から目が離せない。リリースが待ちきれない! サービスが開始したら是非あなたも“ぷにっ”と癒されよう。

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